乗馬クラブインストラクター1日のはじまり
乗馬クラブには老若男女問わず様々なお客様が馬に乗りに、そして会いに来ます。
お客様の乗馬ライフがより豊かになるようお手伝いするのがインストラクター。
彼ら、彼女らが馬たちの次にステキに見えてしまうのはなぜだろう?
【最強のモーニングルーティン】の習慣化オリンピアンをはじめとする国内トップ選手から新入社員まで、その共通点は朝から馬に乗ることにありました。
「朝活」意識している人多いですよね。
続かない人、挫折した人もきっと多いはず・・・
しかし!
乗馬クラブの1日は「朝日を目覚まし時計代わりにスッキリ目覚める」理想の「朝活」より前から動き出しています。
移りゆく四季を日の出の時間の推移で感じ、朝から動くことが習慣化されているスタッフがほとんどです。
インストラクターに聞いてみた!朝の運動クレイン東京インストラクター 森裕悟さんの場合(朝のスケジュール)
4:50 |
起床 *家族を起こさないようにそぉ~と |
---|---|
5:30 |
乗馬クラブ着 *家から5分 愛馬の検温(※a)しながら馬装(※b) 1頭目の運動(軽めのフラットワーク(※c))30分程 |
6:00 |
1頭目の手入れしつつ2頭目の準備 2頭目は調馬策(※d)してから騎乗そして手入れ |
7:00 | 3頭目は競技会調整で障害飛越のトレーニング |
7:30 | ハコ番(※e)してくれた後輩たちのレッスン指導 |
8:00 | 4頭目騎乗 騎乗後手入れしつつ朝ごはん |
9:00 | 会員さんのレッスンがスタート! |
Q朝の時間の過ごし方は意識していますか?1日の中で最も多忙で、最も貴重な時間です。
自分のやりたいこと、やらなければいけないことが唯一、集中してできる時間だから意識はしていますが、既に習慣になりました。
Q朝から馬に乗って良いと感じることはりますか?馬の集中力も高いです。朝日を浴びながら自分の体温と馬の体温が上がってくるのを感じるのが好きです。また同じ馬でも毎朝コンディションは違うので馬と真剣に向き合う為には自分自身がいつも平常心でいることを心かけているのですが、一番安定している時間帯ですね。
Q休みの日は、どう過ごしていますか?ゆっくり寝たいのですが一度はいつもと同じ時間に目が覚めますね。その後の二度寝は自分自身へのご褒美です。
Q朝が苦手な人へ一言朝の時間の過ごし方は理想の自分に近づける近道だと思います。少しずつ夜の時間を短くして早く寝る習慣を身に着けることから始めてみては如何でしょうか。朝に好きなことをやる時間を少し作るだけでも前向きな気持ちで1日がスタートできると思います。
最強のモーニングルーティンを持つ森インスタラクター。
彼が「かっこよく」見えるかどうかは、是非クレイン東京まで遊びに来てみてください。
~補足~乗馬クラブで使用されている言葉※a 検温馬の体温はだいたい37.8℃前後。人より体温が高いため冬場は冷えた自分の頬を馬にカラダに押し当てるのがおススメ。ちなみに検温はお尻の穴で計ります。
※b 馬装馬に乗ったり、運動させるための準備。裏堀、ブラッシング、鞍や頭絡、プロテクターをつけるなど多岐。馬装が出来たら馬人(うまのり)と言って良い。
※c フラットワーク馬と人の信頼関係はもちろん、走行中に馬がバランスを崩さないために約束事を確認するなど馬の能力の維持、向上を目的とした準備運動のこと。
※d 調馬策馬の調教は人が乗るだけではなく調馬策というロープをつなげて人の廻りをクルクルと運動させる方法もあります。緊張する馬をリラックスさせる効果もあります。
※e 箱ばん障害競技のコース走行中に落下したバーやずれてしまった障害物を元に戻したり、踏切や着地点の砂を整備する人のこと。練習中にはバーの高さを替えたりもする。
Written by Tago