ストレスは腰痛の原因になるか??

腰痛先日、東急系のFM局「fmサルース」出演してきた。

カイロプラクティックのこと、こころと身体をつなげ、ストレスを無くすディマティーニメソッドについてすこし話をさせてもらった。聴いていない方はぜひトップページのリンクからお聴きいただければと思う。

そのラジオ放送が無事終了したとき、ディレクターの方が放送内容を聞いてこんな質問をされてきた。

「ストレスで腰痛ってなるんですか??」と。

皆さんはどう思うだろうか?ストレス(ここで言うストレスとは精神的ストレスのこと)で腰痛は起こるか?この今回のラジオを聞いた方なら答えは分かっていただけるのではないだろうか。答えは・・・

「イエス」だ。

私自身、ストレスが腰痛を生み出していることは当たり前だと思っている。これを読んでいただいている治療家の方もそう思っているのではないだろうか。しかし一般的にみて、ストレスが腰痛の原因になるとは考えにくいようだ。何かを持ち上げたときに「グキッ!」となって・・・だとイメージがつきやすいが、腰痛はそう簡単なものでもない。毎日クライアントと接する中でそういったストレスが腰痛の原因になっている方、実はかなり多くいるように感じる。

本人は「ストレスなんてない」と言うが、よくよく聞くと様々な「不安、不満、怒り」を抱えている。そのストレスが100%腰痛の原因だ!とは断言出来ないが、そういったストレスが原因の一つであることは100%断言できるのだ。それでもほとんどの人はカイロプラクティックの施術(アジャストメント)のみで治っていくが、時に何人かはそれでもなかなか良くならないことも事実だ。そんな人は強いストレスやトラウマを抱えているか、またはストレスフルな環境に身を置いている。また、何度も腰痛をぶり返す人も同様だ。

そんな方には「ディマティーニメソッド」がすこぶる有効に働く。

ディマティーニメソッドは今までの物事の見方を全く違う方向から見ることによってストレスに感じていた物事をストレスでなくしてしまう、すばらしい手法である。そうすることによって抱えていたストレスやトラウマがなくなると、眠っていた生命力がしっかり働き、ストレスが原因の腰痛や他の痛み、不調も解消にむかうのだ。「こころ」と「身体」そして「生命力」は皆さんが思っている以上に深くつながっている。

ただ単に、痛み、つらさのみに意識を向けるのではなく、もっと「こころ」「身体」「生命力」のバランスをとることを考えてみてはいかがだろう。それが結局、健康への、そして貴方らしい生き方への一番の近道かもしれない。

妊婦こそカイロプラクティック

妊婦「本当に良いお産だと赤ちゃんは泣かない。」

産婦人科のDr.から聞いた話だ。

それだけ母体にも負担無く、赤ちゃんにも負担がないのが理想的。そして本当に良いお産の時は赤ちゃんが生まれたとき、赤ちゃんは泣かずに「ニヤ~」っと笑うらしい。

その理想的な出産の為に、私は妊婦さんがカイロプラクティックを定期的に受けることを強くおすすめしている。妊娠中にカイロプラクティックを受けておくと、出産がかなりスムーズにすむのだ。 ところが日本では妊婦にカイロプラクティックを施術するところは少ない。

本来なら妊婦さんこそカイロプラクティックを受けるべきなのだ。残念ながら日本のカイロプラクティックを教える学校では妊婦の施術についてはほとんど教えていない。だから日本には妊婦を施術するところが少ないのだ。

カイロプラクティックはあなたが持つ生命力を最大限に発揮させる。もし妊婦の方の生命力が最大限に発揮されていたとしたなら、おなかの中にいる赤ちゃんも元気に育つことはイメージ出来るだろう。

母体がストレスに受けるともちろんおなかの中の赤ちゃんにもストレスは伝わる。なので妊娠中にカイロプラクティックを受けることは母体の健康だけでなく赤ちゃんの健康とすこやかな成長の為にとっても必要なことなのだ。

だから私は妊婦こそカイロプラクティックを受けていただきたいと思っている。

そして「逆子」も臨月を除いたらほとんど元にもどる。カイロプラクティック的に言うと逆子は骨盤を支えている靭帯がアンバランスを起こすことにより、中の赤ちゃんが落ち着く場所を求めて動くのだ。なのでしっかり骨盤のバランスを取ってあげれば逆子もしっかり正しい位置に戻ってくる。

先日も双子の一人が逆子になっている妊婦さんにカイロプラクティックを施術したところ、一週間後には逆子はもとの正しい位置に戻っていた。日頃からカイロプラクティックを受けておくと出産はかなりスムーズ、母体にも赤ちゃんにも負担はかなり少なくてすむ。また妊娠中は重心のバランスが変わるため腰や背中が痛くなりやすい。そのためにも定期的なカイロプラクティックのアジャストメント(施術)を受けることをお勧めする。

お母さんの為にも、生まれ来る子供の為にも。
愛のあるケアを。

成長する為に必要なことートライブコンシャスネスから抜け出す

『君には無理だよ』という人の言うことを、聞いてはいけない
もし、自分でなにかを成し遂げたかったら
出来なかった時に他人のせいにしないで
自分のせいにしなさい
多くの人が、僕にも君にも「無理だよ」と言った
彼らは、君に成功してほしくないんだ
なぜなら、彼らは成功出来なかったから
途中で諦めてしまったから
だから、君にもその夢を諦めてほしいんだ
不幸なひとは、不幸な人を友達にしたいんだ
決して諦めては駄目だ
自分のまわりをエネルギーであふれ
しっかりした考え方を、持っている人でかためなさい
自分のまわりを野心であふれ
プラス思考の人でかためなさい
近くに誰か憧れる人がいたら
その人に、アドバイスを求めなさい
その人に、アドバイスを求めなさい
君の人生を、考えることが出来るのは君だけだ
君の夢がなんであれ、それに向かっていくんだ
何故なら、君は幸せになる為に生まれてきたんだ
何故なら、君は幸せになる為に生まれてきたんだ・・・

"A Message For Black Teenagers" by マジックジョンソン
マジックジョンソン

トライブコンシャスネス(tribe consciousness)という言葉を知っているだろうか?
我々が大きく成長し大きなものを手にする為に必要なこと。
それはつきあう人間、つるむ人間を意識の高い人達にすることだ。

ところが、今までのコミュニティー、仲間の輪から抜け出ようとする時多くの仲間はそれを止めようとし、足をつかんで輪の中に引き戻そうとする。「そんなのやめとけって。この輪の中にいようぜ!その方がいいよ!」と仲間がささやく。それがトライブコンシャスネスだ。

何かを起こそうとする時、そういったトライブコンシャスネスのような「足を引っ張る様な出来事(チャレンジ)」が必ず起こる。このマジックジョンソンのメッセージにあるように、自分が成長するときは 「やめとけ!!」 って必ず誰かがささやく。
だがその言葉に流されてはいけない。

自分がレベルアップ、成長するとき、それまでのコミュニティー、仲間の輪を離れる時が来るのは仕方がない。このトライブコンシャスネスに打ち勝たなければ成長はないのだ。だが「仲間から離れてしまったら・・・不安。。。」と思うことも多々あるだろう。 大丈夫かな。。。そう思っていても大丈夫。

宇宙は完璧なバランスであなたの成長を見守ってくれる。大きなものを手にする時はこの様なチャレンジな出来事は必ず待っている。しかしそれを恐れずに行動を起こすと、かならずサポートしてくれる人(出来事)も必ず現れるのだ。

これはディマティーニ博士も言っているが、私の実体験からしても確実に言えること。誰かがいなくなれば必ず誰かがその代わりの役割をしてくれる人が現れる。そう断言出来る。

だから恐れずに新たな輪の中に飛び込んでみよう。

人との出会いでしか人生は変わらない。 新たな人との出会いは人生を大きく変える。

第二回 仙台ボランティア

仙台ボランティア社会貢献の大切なこと、それは「継続」をするということだ。一度きりなら「テンション」、「盛り上がり」でもできること。

続けること、これが大切だと思う。

今回の震災でもそれは同じ。時間の経過とともに薄れる思い。特に東京周辺に住んでいると、あまり震災を感じない日常に本当にそんなことが起こったのかさえ忘れることもある。しかしながら被災地の人々、変わらず避難をしている人達はこの震災と共に今なお戦っている。前回4月に仙台に行ってみて感じたことは、少しでもいいので支援を続けていこうと言うことだった。

「我々ができることは微力かもしれないが無力ではない。」

そう思い5月もまた仙台に来ようそう決めていた。そして今回も仙台市の宮城野区にある岡田小学校にカイロプラクティックのボランティアを行いに行ってきた。

今回行ってみてまず感じたこと。避難所(体育館)にすべて畳がひかれていたことだった。前回お邪魔したときは、寒い体育館のフロアーに直接、布団をひいて皆さんが寒い中生活をされていたのだが、今回は畳はひかれ、布団も新しいものに変わり、しっかりとキレイにたたまれ、避難所のルールもしっかりと出来上がっていた。

そして前回は昼間だけの訪問の為、日中外に出てしまっていた方にはカイロプラクティックを施術出来なかった反省点を生かし、今回は昼の部と夕食前の夕方の部の二部制を取った。そのせいか、前回よりも沢山の方にカイロプラクティックを受けていただくことができた。

ボランティア1ボランティア2ボランティア5

さらに今回は避難されている方だけでなくそこにたずさわっている自衛隊の方々にもカイロプラクティックを施術させてもらった。 今回の自衛隊の皆さんは避難生活をされている方に食事を提供する部隊の皆さん。三百人近い避難所の方に毎日食事を提供されている。

ボランティア3ボランティア4

こうした支える側の皆さん、自衛隊の方やボランティアの方も震災後多大なストレスを受けている。しかも支える側はある意味我慢をしなければ行けない立場。実は身体も疲れ、調子を崩す人もいる。これからはそういった方のケアも必要になってくるのではないだろうか?

震災から早くも二ヶ月がたとうとしている。しかし被災地の整備はまだまだこれからだ。仮設住宅もつくられてきてはいるがまだまだ数が足りないらしい。そして、沢山のボランティアや協力がこれからもっと必要となってくるだろう。そんな方々に少しでもお役に立てるように微力ながらこれからも援助をしていきたいと思う。

ディマティーニ・メソッド体験談

ディマティーニ・メソッドここでディマティーニメソッドを実際やってみての自分にあった出来事を書いてみたいと思う。

ディマティーニメソッドは「何かが治る」といった目的で開発されたものではなく、まして、やったからと言って「治る」ものではないということをあらかじめお断りしておきたい。しかしながら、ちゃんとディマティーニメソッドを完了すると今まで悩んできた身体の痛みや病気から解放されることも少なくない。事実、何人もそんな人を見てきた。そんな私のストーリー。

ディマティーニメソッドを学び始めたころ、ちょうど私は現在のカイロプラクティックのオフィスを立ち上げるのを同時進行していた。三年前、ディマティーニメソッドファシリテータの資格を取り、年明けのブレイクスルーエクスペリエンスという2日間のDr.ディマティーニが行うセミナーに向けトレーニングを重ねていた。そしてその頃、私のカイロプラクティックのオフィスの開業時期が見事に重なり、忙しい毎日を送っていたのだ。

そして開業して数ヶ月、オフィスの経営も順調に回っていたかに思えた年末あたり、そのころからある異変が起こり始めた。クライアント数が徐々に減り始め、売り上げが下がり始めたのだ。初めての開業、いままで雇われで給料という安定したものをもらっていた時から一変、自営という不安定な状態に馴染みがなかった私はこのことにすこぶる不安を持って生活をしていたのだ。

「このまま行くとヤバイ!」本気でそう思い始めたころ、身体に異変が起こり始めた。私の腰が悲鳴を上げ始めたのだ。

カイロプラクティックを職業としておきながら「腰痛」を発症した私は、スタッフに何度もアジャストメントを受けるがそのときは良くなってもまたしばらくすると痛みが再発。年末には正直、動けなくなっていた。「正月に実家に帰ってゆっくりしていたら治るさ」と楽観的な気持ちでいたのだが、実際正月にゆっくりしていても痛みはどんどん強くなっていった。 大好きなスキーに行ってもリフト2本滑っただけで動けなくなったりもした。

そして朝起きるのがとてもつらく、痛みで目が覚める、そんな情けない状態になってしまったのだ。 カイロプラクティックや整体を職業としている方なら知っていると思うが、実は「腰痛」はストレスから起こることがよくある。すべてがそうだとは思わないが。アメリカのジョン・サーノ博士は「腰痛は怒りだ」と言う本を書いているが、彼はカウンセリングのみで多くの腰痛患者を治している。

つまりメンタルによって腰痛は起こりうることを彼は示してくれている。そして、我らがDr.ディマティーニも彼のリサーチの中で、腰椎5番と仙骨の間の痛みは「経済的不安」によって起こりうることを指摘している。

自分でも何となくそんな気はしていたのだが実際「腰痛」が起こってみると「そんなはずない!」と思っている自分もいたりしていた。そんな年明け、ディマティーニメソッドファシリテータトレーニングが二日間に渡って行われ、そこに参加した。初日のトレーニングで参加者で二人組になってお互いにディマティーニメソッドのファシリテーションの練習を行ったのだ。

そこで、腰痛の私はそのディマティーニメソッドを行う対象を「経済的不安を持っている自分」にして行ったのだ。約二時間後、ディマティーニメソッドを完了した私はそれまで抱えていた「経済的不安」が自分の成長の為に必要なことであり、涙を流しながら、そのこと自体に感謝の念を持てるようになっていた。「愛と感謝」につつまれて。まさに不安なストレスから解放されたのだ。そしてその日のトレーニングは無事におわり、そのまま宿泊。その日はまだ痛みを抱えていた。

ところが・・・・

翌朝、目が覚めた私はいつもと違う身体の感覚に驚いた。いつもなら痛くて目が覚めていたはずなのに・・・

全く痛みが無くなっていた・・・。

長年、カイロプラクティックをやっておきながら私自身におこったこの出来事に驚きを隠せなかった。
「あれ?あれ?」 「マジ??まったく痛くない・・・」
「あの痛みは何だったのだろう・・・」
正直、痛みのなさに、もしディマティーニメソッドがきちんとできればカイロプラクティックが必要なくなるのではないかと思えた。実際Dr.ディマティーニはカイロプラクターだが今は施術を行っていない。もしかしたら彼はそう思っているのかもしれない。

そのまま二日目のトレーニングを無事終えた私は改めてこのメソッドに深い確信を得たのだ。それから私の腰は一度も悲鳴を上げていない。もちろん悲鳴をあげる前にちゃんとカイロプラクティックとディマティーニメソッドで『身体と精神を中立に持っていっている』からだと思う。 もちろん精神的ストレスのみが腰痛の原因ではない。しっかりとした身体への直接のアプローチも必要である。しかしながら痛みや不調を引き起こしているのはメンタルが非常に強い影響を与えていることも事実だ。

身体はとっても正直だ。

起こった出来事の一側面(悪い面)しか見ていなければ身体は多大なストレスを受ける。それが痛みや不調につながるのだ。つまり痛みや不調は「一側面しか見てないよ」というお知らせなのだ。それは我々が物事には二面性(陰と陽)がありすべては完璧なバランスの上になりたっているということを気づかせてくれる大きな要因でもある。

そのことに気がつきバランスがとれて状態になったとき、痛みの存在価値は無くなる、つまり痛くなくなるのである。

それを見事にわからせてくれるディマティーニメソッド。 あらためてすばらしいメソッドである。 もっと多くの方に知っていただきたいと思う。

ディマティーニ・メソッド セミナー

ディマティーニ・メソッド セミナー物事には二面性があり、よい出来事には都合の悪い出来事があり、悪い出来事ににはよい出来事が隠されている。

つまり、物事はいい悪いではなく、ただそこにあるだけ。ところが我々はその出来事に「良い」、「悪い」のレッテルを貼る。そしてそのレッテルに自分の感情を左右されるのだ。言い換えれば感情に自分の人生をコントロールされることになる。

本当の姿は「良い、悪い」が統合された「中立」なこと。そこに気がつき、「良い、悪い」を統合したとき、世の中のすべてのことは「感謝と愛」に変わるのだ。そのことを見事に教えてくれるのがドクターディマティーニが開発したディマティーニ・メソッド(R)である。

昨日、そのディマティーニメッソドのグループ向けセミナーが銀座でおこなわれ、私もファシリテータとして参加をしてきた。今回、沢山の著書を持ち日本を代表するマーケッターである岩元貴久さん主催のもと、日本全国から36人の参加者を迎えこのセミナーが行われた。

これだけの人数をファシリテーとするのも久々の為、今回、日本の精鋭のディマティーニメソッドファシリテータが11名集まった。ディマティーニメソッドは日本ではまだまだ認知度が低い。が、このメソッド以上に本質をついている理論を私は知らない。

今回もディマティーニメソッドをまだ全然知らない多くの方が参加された。

ディマティーニメソッドのセミナー(または個人セッション)では一連の質問に答えていくことにより、(本人は偏っていると気がついていない)ものの見方をバランスの取れた見方に導いていく。この一連の質問はファシリテータと呼ばれる我々がクライアントに対して行いクライアントは自らそのバランスを取り戻していくのである。

参加者の方はまさか自分が偏った見方をしているとは思っていない為、このプロセスはとても長丁場を必要とする。時にそのプロセス途中で身体が何らかの拒否反応を起こす人もいる。 ところがしっかりとプロセスに従ってこのメソッドを完了したとき、今までにない「愛と感謝」の気持ちがあふれかえるのだ。

今回も多くの参加者が時間をかけこの境地にたどり着いた。多くの方が涙を流し、今までずっと恨んできた人、引っかかっていた人に心から感謝出来るようになっていた。そしてその人は心の声(インスピレーション)に導かれた人生を送れるようになる。つまり、自分の本当に送りたい人生を手にできるのだ。

こうして参加してくれた多く方が、始まる前に固く閉ざしていた心が終わったときには解放され、心からの感謝の涙と笑顔を取り戻したとき、ファシリテータとして本当にやっててよかったと思える瞬間であり、同時に我々ファシリテータも感動の涙を流している。

ぜひ皆さんにも体験していただきたいと思う。

そうすることで皆さんの人生そのものが確実に実りのあるものになるのは間違いない。

人生を変えた一言

人生を変えた一言『お前の一番「最愛の人」が命の危機にさらされた時にお前はその人にカイロプラクティックを施せるか?』By Louis Corleto DC

私の人生を変えた一言である。  
カイロプラクティックの専門学校を卒業後、腕を磨くため様々なセミナーや講座に足を運んだ。とにかく腕を上げたかった。
 
当時、日本のカイロプラクティックの専門学校で教わったカイロプラクティックはいわゆる「ナショナル系」。簡単に言ったら西洋医学(整形外科)をベースとしたより科学的なデータをもとにしたカイロプラクティックであった。つまり「どうすれば痛みが取れるか?」を考え施術をしていたのだ。

それが悪いわけではないのだが、ある日その考えを根底から覆される出来事がおこった。そしてその日が私のchiropracTOR (本当のカイロプラクター)としての始まりである。

ちょうど5年前、師匠の大陰DCのさらに師匠のLouis Corleto DC(以下 Lou )が日本に来日し二日間に渡ってセミナーを開いた。私は純粋に技術がうまくなりたかっただけで、どんな講師なのかを知ることもなく、ただ師匠の大陰DCいわく「私の知る中では世界最高のカイロプラクターですよ」という一言で参加を決めたのであった。

まさかそこでこれだけ人生を変える出来事が待っていようとは夢にも思わず。
 
セミナーは恵比寿で行われた。そのセミナー初日、いわゆるカイロプラクティックの哲学の講座から始まった。カイロプラクティックには「哲学」がある。ただ多くの日本の学校は科学的でないとのことからこの「哲学」をほとんど授業ではおこなっていない。  

今ではその「哲学」がいかに大切であるかを知っているが、その当時は「どうでもよい」ことであったのだ。当然、内容に興味がなかった。『「哲学」で人の痛みがなくなるんだったら苦労しねーよ!!』 って正直に思っていた。だれもがそう感じていたであろうその時、Louが今までの臨床例を話し始めたのだ。

その患者の男(ディエゴ、アルゼンチン人)はカイロプラクターであるが、ある日自国アルゼンチンで大型バイクに乗って走行中、道路に大きな穴があいていたのに気がつかずそのままバイクで穴に突っ込んでしまった。 当然、彼はバイクごと大きく飛ばされる。そして転げ落ちたところに運悪く・・・ 乗っていたバイクが落ちて来たのだ。  

そのバイクは見事に彼の胸椎7番を見事につぶしたのだ。そのレントゲン写真とMRI写真をLouはパワーポイントで見せてくれた。それははっきりと胸椎7番がぐちゃぐちゃになっており、中の脊髄神経を押しつぶしていたのだ。当時整形外科のリハビリテーション室で働いていた私は様々なレントゲンを見てきた経験から、この彼に起こってしまったことがいかに『やばい』ことであるかはすぐに分かった。そしてストーリーは続く。彼は救急車で運ばれ病院のドクターからこう告げられる。

「緊急手術が必要です。72時間以内に手術をしなければ命の危機にさらされます。手術してもよくて車いす生活です」と。  

皆さん自身がこういった事態になった時どうする?当然ながら、手術をしてもらうに違いない。 私もそう思った。だが彼(ディエゴ)はちがった。彼は本物のカイロプラクターであった。どうしたか?

・・・・彼はその緊急手術を断るのだ。

「は???????・・・」私の頭が「?」で満たされた。
「なんで??」

そして彼は医者にこう告げる。「手術は必要ない、その代わりにカイロプラクティックを受けさせてくれ」と。

さらに私の頭の中は「???????????」に変わった。
「あり得ない・・・だって手術しないと死ぬかもしれないのに・・・・」
そしてその彼は世界最高のカイロプラクターLouis Corleto DCをアルゼンチンに呼び寄せるのだ。病院のベットで彼はLouのカイロプラクティックを受け始める。病院のベットでは柔らかすぎて施術の力が逃げてしまうため、なんとトイレのドアを外し身体の下に差し込んでまで施術を繰り返していく。その後も何度もLouはアルゼンチンに通い彼にカイロプラクティックを与え続けたのだ。

そして半年後。その彼がどうなったかをLouは動画で見せてくれた。

どうなったか?・・・・彼は・・・・・

普通にサッカーをしていた。
はぁ???????????????明らかに普通にドリブルをしていた。そしてカメラに向かって「こんなに良くなったぜ!!!」って話している。

実際のディエゴの動画

「ありえない!!!!!!!」

どう考えてもあり得ないことだった。過去の自分の経験や学んできたことが一気に覆される瞬間はいとも簡単にやってきた。何度考えても納得出来なかった。でも実際彼は普通にサッカーをしている。唖然としていた私にLouがかけた言葉が冒頭の言葉だ。

『お前の最愛の人が「命の危機」にさらされたときにお前はその人にカイロプラクティックを施せるか?』

当時の私は当然、無理だと思った。そしてLouはこう続けた。『これが私のやっているカイロプラクティック(chiropracTIC)だ』そういわれたときに頭をハンマーで殴られたような衝撃だった。これが本当のカイロプラクティックなのか?・・・

すごい!・・・・

そして自分が実はカイロプラクティックの「カ」の字も知らなかったことに愕然とした。そして彼の言葉はこう続く。

「この日本で一日に何人の人が自殺するか君は知っているか?」
「いえ・・・知りません。」

「いいか!この日本は先進国なのに一日に100人もの人が自殺しているんだぞ。もし君が本当のカイロプラクティックを彼らに施してあげれてたなら、その人達は死なずにすんだと思わないか?」

「それが君のやるべきことだ。この日本を救うんだ。」そう言われたのだ。

その日から私はchiropractor(カイロプラクター)からカイロプラクティックの本質、原理原則で施術を行うchiropracTORとして生きることを始めた。我々chiropracTORが見ているものは症状でなく「治る力」であり「生命力」専門的な言葉で言えば「イネイトインテリジェンス」である。私たちは症状は見ない。治すのはあなたの中にある力。その力を閉ざしているものを取り外すのが私の役目だ。そうすることによってあなたは本来のあなたにもどれるのだ。

何度も言う。
あなたの中にある力があなたの体を癒し、そして治すのである。ぜひその力を解放し、本当の自分を取り戻していただきたい。

何の為に?

私の好きな講演家の方に中村文昭さんという方がいる。

元々は伊勢でウェディングレストランの経営者なのだが、今に至るまでの修業時代のストーリがとても面白く、笑いと涙にあふれる話をされるので、今では年間300講演をこえる日本一といってもいいぐらいの講演家なのだ。

きっかけは数年前、知人からもらったCDだった。「面白いから聴いてみな」そういわれ気軽な感じできいてみた。始めは何ともない静かな語り口調であったがその話の内容に気がつけばグイグイ引き込まれていた。今読まれている方の中にも中村さんの話を聞かれた方は沢山いらっしゃると思う。今ではツタヤでもDVDレンタルされているので気になる方はぜひ借りてみることをお勧めする。

その話の中でいつの講演でも中村さんが言われること・・・

「何の為にその仕事をしているのですか??」

カイロプラクティックという仕事をしていると様々な人と関わりを持つようになる。その中でも仕事に対する悩みを抱えている人も多く見受けられる。そして中村さん曰く仕事には4段階あるそうだ。

一段階目、食べる為の仕事---ライスワーク
うまいこと言ったものだ。まさに食べる為に仕事をしている。やりたいことでなくてもとりあえず生きるため食べる為。正直寂しい生き方でないだろうか?でも多くの方がこの段階であることも否めない。

二段階目、好きを仕事にしたひと---ライクワーク
好きで好きでしょうがない。いくら給料が少なくとも、全く気にならない。

三段階目、生涯の仕事---ライフワーク
本当に自分の人生をこれで生きていく。この為に生まれて来た。生き甲斐。

四段階目、人々に明かりをともす仕事---ライトワーク
ライフワークをされに発展させたもの、仕事を通じて人々に明かりをともす段階、多くの人に影響を与える仕事。

さあ皆さんはどの段階だろう??何の為にその仕事をしているのですか?食べるため?好きだから?生き甲斐だから?それとも人々に明かりを灯すため?

好きを仕事にしている人はドキドキしている。仕事を楽しんで生き甲斐にしている人はワクワクしている。誰かのため、世の中のために仕事に使命感を持っている人はイキイキしている。そしてイキイキして人に明かりを灯している人は実はその人自身がとても光り輝いている。そんな生き方を私もしていきたいと思う。

身体の中からあふれる輝きを!

輝き「薬で身体は治らない。」

あなたが持っている本来の『治癒力』があなたの体を治すのだ。 だから私はカイロプラクティックのクライアントの方にはこう話す。「私が治すのではなく、あなたの体自身があなたを治すのです。私はその「治る力」を押さえている蓋を取り除くだけにすぎません。」と。

『治癒力の滞っている所を見つけ出し、滞りを解消し治る力を引き出すのが私たちの役目なのだ。』

専門的にいうと、私たちカイロプラクターは『身体にあるSUBLUXATUON(サブラクセーション)を見つけそこをアジャストメント(調整)すること』を仕事としている。サブラクセーションの意味については以前の記事を参考ししてもらいたいが、簡単に言うと『生命力、治癒力、エネルギー』の低下と言った意味である。そこを見つけ、アジャストメントをしてそのエネルギーの滞りを解放するのだ。

そうすることであなた本来の治癒力が発揮され本来の身体へもどっていく。もちろん痛みや症状もなくなっていく。このサブラクセーションは生きていれば誰もが持っているもの。それをそのままに放置していくと身体がうまく機能しなくなり、結果「痛みや症状」として現れるのである。つまり、「痛みや症状」は「身体の治癒力、エネルギーが落ちてますよ~」というサインであり、お知らせなのだ。

分かりやすくたとえ話で・・・
想像してほしい。今、皆さんの所で火災報知器がけたたましく鳴り始めたとする。

ベル「ジリリリリリリリリ!!!!・・・・」たまらなくうるさい。

さああなたはどうする???

あなたは火災報知器のコントロールパネルの前に行き、音をとにかくなくしたいから警報のスイッチだけを切る。そしてこう言う。「あーうるさかった。でも静かになった。よかった、よかった。でまたパソコンの前に座りブログを読み始める。

しかし火はどこかで起こったままなのだ。そうするとまた「警報機」がなる。
ベル「ジリリリリリリリリリリリ!!!!!!!!」

そうするとまたあなたは警報機のスイッチを切って落ち着く。「あー静かになった。」でも火は消えていない。それどころかどんどん大きくなってくる。そんなことを繰り返し、ついには気づいたら手のつけようのない火の広がり!となってしまった。いかがだろう、皆さんは。そんな「私は違うわ。私はちゃんと火を消すわ。」とおもった方、沢山いるのではないだろうか?

でも多くの方が身体に対して同じことを行っている。
火=原因
警報機の音=痛み、症状
警報機のスイッチをきる=薬を飲んで症状を軽くする。 ということに気がついていない。

では先ほどの火事をあなたの体に置き換えてみよう。

「今日はなんだか頭痛がする。」
「あー頭いたい!」(火災報知器がけたたましく鳴っている)
「頭痛薬飲も!」(報知器のスイッチを切る)
「あー楽になった」(静かになった、よかった)

数日後・・・
「あーまた頭痛!」(再び火災報知器が鳴りだす)
「よし!頭痛薬!」(警報機スイッチを切る)
「あー楽になった・・・」(静かになった・・よかった)

こうして火はついたまま日々の生活に流されどんどん火を大きくしていくのだ。つまり薬はスイッチを切るだけ。火は消してくれない。火を消すもの、それはあなたの中にあるスプリンクラー(治癒力)だけだ。私たちはそのスプリンクラーを解放する。そうすることで火は治まる。火事なら誰もが気づくことだが、こと身体のことになると簡単に「スイッチを切るだけ(薬を飲む)」のことをしてしまう。簡単に薬に頼るのだ。

何も薬を飲んではいけない!とは言っていない。感染症、ホルモン補充、外科的緊急時には薬も必要な時もある。だが、火を消すことを考えなくては結局、警報機はまたけたたましく鳴りだすことに気がついてほしい。

しつこいようだが薬で身体は治らない、治すのは「自分自身の力」なのである。

身体が健全で治癒力が100%働けば僕らの人生はもっと輝かしいものになるはずだ。

ラジオ出演します

2年前、横浜の青葉区にある「FMサルース」という東急系のラジオ局から出演依頼が来た。当時その局のパーソナリティが近くに住んでいたということで、「カイロプラクティックと花粉症」について話を聞かせて下さいとのことだった。

多くの方が花粉症にカイロプラクティックがとっても有効であることを知らない。ここでは「カイロプラクティックと花粉症」の内容、中身については過去のブログ等を参考にしていただきたいのだが、初めてのラジオ、メディア出演ということで、かなり緊張気味にスタジオに出向き、話はガチガチの放送だったと記憶している。

しかしながら、そんなガチガチの放送でも放送局側からしてみれば良かったらしく、その後一年間に渡ってレギュラーで月に一回「家族みんなでヘルシー」というコーナーを持たせていただくことができた。ありがたいことだ。

その時の時事に合わせ、その時々の話題を絡めながら健康の話題を取り上げ楽しく話をさせていただいた。二回目からはすっかりリラックスモードで話すことができたと思っている。 コーナー終了から一年、先日、その放送を録音したものを聞くことがあったのだが、我ながら良く話ができていたものだと感心した。手前味噌ながら話す内容がすこぶる良い。ぜひ聞いていない方に聞いていただきたい。

そう思ったので、その『健康になる秘訣』を話しているラジオ音源「家族みんなでヘルシー」の音源をホームページまたはフェイスブックのページで無料配布していきたいと考えていた。そうしたら再び、一年越しに出演オファーが届いた。今回は震災があっての心と身体のことについてカイロプラクティック的な観点からお話いただきたいとのこと。毎回ながらありがたいことである。こうして自分の理念や考え方を世に発表出来る機会を頂くことができる。

今回はカイロプラクティックとともにディマティーニメソッドを絡めた考え方を紹介しながら、震災後、いかに健康で自分らしい人生を送れるかを皆さんにお話ししたいと思っている。そして、テクノロジーの進化である。2年前の放送時にはなかったUSTREAMとインターネットラジオで世界中で聴けるようだ。。ぜひ、つたない放送を聞いていただければと思う。

FMサルース 84.1MHz 4月19日火曜日 13時頃より

インターネットラジオhttp://www.simulradio.jp/asx/FmSalus.asx

お気軽にお問合せください!

お問合せ・ご相談

来院いただいている地域
横浜市都筑区、横浜市営地下鉄、ブルーライン、グリーンライン、センター南駅、センター北駅、北山田駅、仲町台

045-943-6661 WEB予約